top of page

生活習慣病

内科

糖尿病
糖尿病

糖尿病の種類

1型糖尿病と2型糖尿病があります。

  • 1型糖尿病

若年者に多い疾患です。

自己免疫などの関与(自分の免疫が膵臓のβ細胞を敵と認識し攻撃してしまうためインスリンが枯渇する)があり、インスリン注射が必要です。

血中自己抗体(抗GAD抗体、抗IA-2抗体)を検査します。

  • 2型糖尿病

体質(遺伝的素因)や摂取カロリー過多、運動不足などから発症します。

当初は高血糖をさげるため膵臓からインスリンが過分に放出されますが、慢性的な高血糖によりインスリンを出すβ細胞も疲れやがてインスリンが枯渇していきます。

膵臓のβ細胞の負荷を減らすため適正なカロリー摂取量(標準体重、身体活動量から計算)、食生活の嗜好の是正(野菜摂取の推奨、間食を控えるなど)、運動習慣などの食事運動療法が大切です。

検査・治療

インスリンが枯渇しているのかどうかの検査として血液検査でインスリン値があります。

薬物療法としてDPP4阻害薬、SGLT2阻害薬、メトホルミン、インスリン注射などがあります。

よこすか内科小児科・はるこレディースクリニック
高血圧

高血圧の治療目標

高血圧の治療開始は140/90mmHgです。

高血圧を加療したほうが良い理由は、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞、大動脈解離、腎不全などの血管病変のリスクを減らすためです。

 

降圧目標値は75歳未満は130/80mmHg、75歳以上は140/90mmHgです。

蛋白尿陽性の腎臓が悪い方や動脈硬化(冠動脈疾患)のある方、糖尿病のある方は75歳未満でも降圧目標は130/80mmHgです。

 

検査・治療

診察内で測定すると高めにでる白衣高血圧の方は自宅の血圧計で測定することをお勧めします。

薬物療法としては、ARB、Ca拮抗薬、利尿剤(塩分を尿から排出する)などがあります。

薬物療法を開始した後も生活習慣の是正が効果的です。生活習慣の是正として、食塩制限(6g/未満)、野菜・果物の摂取、適正体重の維持、1日30分の運動、節酒、禁酒などがあります。

よこすか内科小児科・はるこレディースクリニック
高血圧
高脂血症

診断基準

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が140mg/dl、中性脂肪が150mg/dl以上で高脂血症と診断されます。

 

原因

原因として体質(遺伝的素因)や肥満、糖尿病、甲状腺低下症があります。

検査・治療

甲状腺機能低下は、便秘や冷え性、易疲労や押してもへこまない下腿浮腫がみられることがあります。TSH,FT3,FT4を血液で調べることで診断できます。

 

食事運動療法を試みてもLDLコレステロールが140以上、中性脂肪が150以上ある場合は薬物療法を開始します。薬物療法にはLDLコレステロールを、主に下げるものはスタチン、フィブラート系、小腸トランスポータ阻害剤、中性脂肪を主に下げるものにEPA製剤があります。

動脈硬化を予防する

高脂血症は、動脈硬化から脳梗塞、狭心症、心筋梗塞を来すリスクがあります。心筋梗塞や狭心症の既往がある方は、LDLコレステロール値100mg/dl以下と厳格なコントロールが必要です。糖尿病や腎臓病の方は、LDLコレステロール値120mg/dl以下が管理目標になります。中性脂肪は150mg/dl以下が管理目標です。 動脈硬化が疑われる場合、頸動脈エコー、CAVI(心臓足首血管係数)、ABI(足関節上腕血圧比)があり、当院で施行可能です。

gray.jpg
gray.jpg
高脂血症
bottom of page