気になる症状を知る

内科

 
胸痛があったら

部位による違い

胸痛は部位によって、左側、真ん中、右側に分けられます。

右側であれば心筋梗塞の可能性は低くなります。

労作時の胸痛であれば労作性狭心症、夜間就寝時の胸痛であれば冠攣縮性狭心症が疑われます。

 

注意が必要な胸痛

持続性の激しい胸痛としては、心筋梗塞、解離性動脈瘤などがあげられ、これらの疾患は一刻を争う疾患です。いままで感じたことのない激しい胸痛があったらためらわず救急車を呼びましょう。

 

また、心筋梗塞の前段階の状態として、不安定狭心症があります。

胸痛の頻度が多く、持続時間が長くなった場合はご相談ください。

循環器内科で冠動脈CTや心筋シンチグラムなどが必要です。

腹痛があったら

腹痛は部位や、下痢、嘔吐の有無、血便の有無によって診断していきます。

 

みぞおちの痛み

みぞおちの痛み(心窩部痛)は胃や膵臓の痛みの事があります。胃炎、胃潰瘍、膵炎などの可能性があります。

 

下痢をしている

下痢をしている場合は何らかの腸炎を疑います。

高齢者や便秘の患者さんの血便、腹痛の場合は虚血性腸炎を考えます。

下痢に嘔吐を併発している場合は胃腸炎、腹部に手術歴があり、嘔吐をしている場合は腸閉塞を疑います。

右の季肋部(横隔膜の下)の痛みの場合、胆嚢炎を疑います。

 

実施している検査

当院では、血液検査で炎症反応、肝障害の有無、腹部エコー検査、腹部レントゲン検査などが施行可能です。

 

注意が必要な腹痛

その他持続性の激しい腹痛で一刻を争う疾患としては、腹部大動脈解離、上腸間膜動脈塞栓・解離、消化管穿孔、虫垂穿孔、絞扼性腸閉塞などがあり救急疾患です。

 
めまいがあると言われたら

原因

めまいの原因として、小脳梗塞、脳幹梗塞などの脳疾患、メニエール病、良性発作性頭位変換めまい症などの耳の奥の平衡機能の障害、起立性低血圧、貧血、徐脈などの失神性めまいに分けられます。

 

注意が必要なめまい

麻痺や感覚障害や運動失調がある場合は脳疾患を疑います。脳疾患であれば、入院加療が必要です。

 

検査・治療

問診や診察でだいたいの診断がつくことが多いです。

貧血や徐脈が疑われれば、血液検査、心電図検査をしていきます。

脳梗塞や貧血、徐脈が否定できメニエール病などの内耳障害の可能性が高ければ、炭酸水素ナトリウムの注射を行い、めまいの改善があればベタヒスチンメシルなど内服薬で様子をみます。

よこすか内科小児科・はるこレディースクリニック
 
むくみがあったら

むくみ(浮腫)は日常診療において遭遇する症状です。

診察ではむくみが局所性の浮腫か、全身性の浮腫か見ていきます。

局所性のむくみ

局所性では深部静脈血栓症、リンパ性浮腫、蜂窩織炎(皮膚の感染症)が考えられます。

 

全身性のむくみ

全身性では、心不全、腎不全、肝硬変、甲状腺機能低下症、低栄養、薬剤性などが考えらます。

原因

鉄欠乏、ビタミンB12・葉酸欠乏(胃切除後、採食主義)、溶血性貧血があります。

 

検査・治療

血液検査、尿検査、胸部レントゲンなどでスクリーニング検査を行います。

心不全が疑われるときは心エコー検査で心機能の評価や弁膜症の有無、下大静脈径で溢水の評価を行います。

深部静脈血栓症であれば抗凝固薬、蜂窩織炎であれば抗生剤、心不全であれば利尿剤のように診断に合わせて治療を選択してきます。

よこすか内科小児科・はるこレディースクリニック
 
 
貧血症があると言われたら

症状

貧血による症状はふらつき、動悸、息切れなどがあります。

 

原因

鉄欠乏、ビタミンB12・葉酸欠乏(胃切除後、採食主義)、溶血性貧血があります。

検査・治療

  • 鉄欠乏

吸収障害や炎症よる鉄の利用障害、胃がんや大腸癌による消化管からの消失などの可能性があり、鉄やフェリチン(貯蔵鉄)などを測定し原因を精査していきます。

 

  • ビタミンB12欠乏、葉酸欠乏

胃切除後や自己免疫性胃炎による胃酸の低下、菜食主義により発症します。 亜急性連合性脊髄変性症(ふらつき、情緒不安定)を来すことがあり、ビタミンB12、葉酸の補充が必要です。

 

  • 血液検査でLDHが上昇している場合

溶血性貧血を疑います。溶血性貧血の精査として自己免疫性溶血性貧血、発作性夜間ヘモグロビン尿症、遺伝性球状赤血球症がありますが、これらを疑う場合は血液内科の先生に紹介致します。

肝障害と言われたら

原因

急性肝障害の原因として、EBウイルス、A型肝炎、B型肝炎、薬剤性肝障害、急性胆管炎などがあります。 慢性肝障害の原因として、アルコールによるもの、B型・C型肝炎、脂肪肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肝癌などに大別されます。

 

検査・治療

薬剤歴や飲酒歴などの問診と腹部エコーや肝炎ウイルス検査、血中自己抗体検査(抗核抗体、抗ミトコンドリア抗体)から原因を精査していきます。 原因が不明な場合は造影CTやMRI、入院下で肝生検が必要なこともあります。 肝機能はAST、ALTが100以上の場合は肝硬変に進行するリスクが高く、エコーや採血による経過観察や、治療薬を検討していきます。

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