対象となる症状・お悩み

婦人科

 
安心して受診・ご相談いただくために

私自身も婦人科の悩みでいっぱいの学生時代を過ごしてきました。

現在は娘を持つ母親でもあり、保護者になってからの気持ちも、痛いほど理解できます。

来院してよかったと思っていただけるような配慮のある診療を信条にしております。治療開始後も、安心して納得して通院していただけるような、細やかなフォローをしていきます。

どうかお気軽に相談ください。

受診前に、「女性医師による診療」「婦人科の診療・検査」に目を通してから来院いただくと、安心して受診できると思います。ぜひご一読ください。

 
デリケートゾーンのお悩み

デリケートゾーンとは下着のパンツで隠れる部位のことをいい、婦人科で対応するのは外陰部です。

外陰部の症状には、かゆみ、におい、痛み、腫れ、できものなどがあります。

外陰部の中でも、粘膜面は婦人科、皮膚面は皮膚科や形成外科が担当し、診断・治療していきます。

場所的に恥ずかしいという気持ちがあれば、まずは婦人科にご相談ください。

 

かゆみ・におい

下着、きつい衣類、ナプキン、外用薬、毛剃りなどが原因で、皮膚がかぶれてしまいます。

皮膚の疾患ですが、慢性化するとなおりづらくなりますので、がまんせずに早めに受診しましょう。

 

細菌性腟炎、カンジダ腟炎、萎縮性腟炎などがあります。

デリケートゾーンの違和感、おりものの変化などがある場合は我慢をせず、気軽に婦人科を受診しましょう。最近は子宮内フローラや腸内フローラとの関係も指摘されており、難治性の場合や妊活を希望している場合は特に、放置せずにしっかり診断・治療することが大切です。サプリメントもおすすめです。

クラミジア感染症

日本では一番多いSTDです。5人に1人はかかったことがあるといわれるほど、非常に感染力が強いウイルスです。無症状の場合でも徐々に進行して、腹腔内の癒着をおこし、腹痛・月経痛・不妊症になってしまいます。

接触皮膚炎

下着、きつい衣類、ナプキン、外用薬、毛剃りなどが原因で、皮膚がかぶれてしまいます。

皮膚の疾患ですが、慢性化するとなおりづらくなりますので、がまんせずに早めに受診しましょう。

淋菌感染症

クラミジアと並んで骨盤内炎症性疾患(PID)を引き起こす代表的な疾患です。

注意が必要なのは、薬剤耐性菌が多いことと、クラミジアとの混合感染が多いことです。

毛じらみ

性感染症(STD)のうちの一つですが、施設などでの集団感染でもおこります。

診断されたら、市販の駆除シャンプーや剃毛で駆除します。

性行為が感染経路の場合は、自分がかかっていたら、パートナーもかかっていますのでお互いが完治するまで、性交渉は控えて下さい。

皮膚病

アトピー性皮膚炎、苔癬、硬化性萎縮性腟炎、白板症、外陰癌など。

皮膚科での診断・治療が必要です。

全身疾患

内分泌疾患、肝疾患、腎疾患、血液疾患が関係して、皮膚や粘膜面に異常をきたします。

それぞれの専門外来での治療が必要です。

痛み

かゆみの病気が悪化すると痛みが出現します。

脹れる病気が悪化して物理的に圧迫されたり、バイ菌が入って感染性の炎症が起こったりしても、痛みが出現します。

しかし痛みが主体の性感染症や免疫系の疾患などの病気もあり、治療へのアプロ―チが診断によって異なりますので、まずは受診をして診断を受けることが大切です。

 

性器ヘルペス

性感染症(STD)の1つです。

外陰部周囲の痛み、ただれ(潰瘍)やみずぶくれ(水疱性病変)が主症状で、くりかえし再発することが多いです。

ベーチェット病

指定難病の一つです。

性器ヘルペスと似た潰瘍が外陰部にできますが、口腔や消化にも潰瘍ができて、眼・皮膚・血管・神経・関節などの、全身に病変が出現する内科疾患です。

専門外来での診断・治療が必要です。

皮膚病

皮膚科での診断・治療が必要です。

脹れ・できもの

 

毛嚢炎(=にきび)

外陰部の皮膚は汗腺が多く、分泌が盛んです。毛穴がつまるとニキビになります。感染すると膿がたまりますが、破裂すると自壊して感染がおちつけば症状がよくなります。早めに抗生剤を内服・外用したり、大きいものは切開排膿します。

バルトリン腺嚢胞(のうほう)

外陰部にあるバルトリン腺という分泌腺が詰まってしまい、脹れたものです。バイ菌が入って感染がおこると、痛みもでてきます。抗生剤の内服・外用、穿刺排膿しますが、繰り返す場合は造袋術をします。それでも悪化・再発する場合は摘出術を行います。

高齢女性で再発を繰り返す場合は、癌が隠れていることもあります。

粉瘤(ふんりゅう)

皮下に角質や皮脂がたまってしまい、袋状になって脹れているものです。

皮膚科や形成外科で診断・治療をします。

増大傾向や痛みがあったりすると、切除手術をします。

性器ヘルペス

性感染症(STD)の1つです。

外陰部周囲の痛み、ただれ(潰瘍)やみずぶくれ(水疱性病変)が主症状で、くりかえし再発することが多いです。

尖圭コンジローマ

性感染症(STD)の1つです。

外陰部・肛門周囲や子宮頸部・子宮腟部(腟の奥)にできるイボです。子宮頸部・子宮腟部(腟の奥)にも発生します。

梅毒

性感染症(STD)の1つです。

梅毒スピロヘーターという原虫が原因で、かつては命を落とす性病と認識され蔓延していましたが、抗生剤の普及により治癒する病気になりました。しかし最近は同性間性的接触者間の感染も多く、増加傾向であり、注意が必要です。

皮膚病

線維腫、血管腫、外陰癌など、皮膚科や形成外科で診断・治療します。

外陰癌

高次医療機関で手術が必要になります。

おりもののお悩み

おりものの量が多い・かゆい、においがある、色がついているなどが考えられます。

色がついている場合は、不正出血の場合もありますので、注意が必要です。

 

細菌性腟炎、カンジダ腟炎、萎縮性腟炎などがあります。

デリケートゾーンの違和感、おりものの変化などがある場合は我慢をせず、気軽に婦人科を受診しましょう。最近は子宮内フローラや腸内フローラとの関係も指摘されており、難治性の場合や妊活を希望している場合は特に、放置せずにしっかり診断・治療することが大切です。サプリメントもおすすめです。

クラミジア感染症

日本では一番多いSTDです。10人に1人はかかったことがあるといわれるほど、非常に感染力が強いウイルスです。無症状の場合でも徐々に進行して、腹腔内の癒着をおこし、腹痛・月経痛・不妊症になってしまいます。

​淋菌感染症との重複感染にも注意が必要です。

淋菌感染症

クラミジアと並んで骨盤内炎症性疾患(PID)を引き起こす代表的な疾患です。

注意が必要なのは、薬剤耐性菌が多いことと、クラミジアとの重複感染が多いことです。

排卵期の帯下

成熟期の女性は、月に1回排卵がおき、月経がおこります。排卵期におりものが増えます。これは精子が侵入したときに、からめとって子宮内に入りやすくする女性のメカニズムからくるもので、正常なものです。かゆみやにおいがなく、他の感染症や疾患がなければ、経過観察で大丈夫です。

不正出血の症状
 

不正出血 (AUB;abnormal uterine bleeding)

おりものに血が混じる、生理ではないのに下着に血が付く、生理のような大量な出血がでるなどはすべて不正出血とよびます。

子宮腟部びらん(子宮の出口の組織は血管が豊富で正常でも出血しやすい状態があります)や、排卵期の出血(排卵時におりものに血がまじり、月経の時のように量が多いこともあります)など、正常でも出血することがあるものですが、婦人科の病気のサインということもあります。

一番怖いのは命に関わるような子宮がんや異常妊娠が原因となっている場合です。

症状があれば、早めに婦人科に相談に行きましょう。

「私は1年毎に職場で検診をしているから大丈夫」と考えて受診が遅れると、病状が進行する場合があるので、早めの受診が大切です。

 
よこすか内科小児科・はるこレディースクリニック
  • Polyp = 子宮頸管ポリープ、子宮内膜ポリープ

  • Adenomyosis = 子宮腺筋症

  • Leiomyoma = 子宮筋腫

  • Malignancy&hyperplasia = 悪性疾患・過形成
     

  • Coagulopathy = 凝固異常症(血液疾患などの全身疾患)

  • Ovulatory dysfunction = 排卵機能障害

  • Endometrial = 子宮内膜疾患

  • Iatrogenic = 医原性(原疾患の治療薬などによるもの)

  • Not yet classified = これらで分類できないもの、異常妊娠など(流産、異所性妊娠)

異所性妊娠(=子宮外妊娠)

妊娠は子宮内膜に着床して成立します。

しかし、子宮内膜以外に妊娠することがあり、これを異所性妊娠(子=宮外妊娠)とよびます。

多いのは卵管妊娠です。

週数が早いものは、hCG(妊娠すると分泌するホルモン)の血中濃度がひくければ、点滴治療することもありますが、異所性妊娠がおこっている場所や状態により、腹腔鏡手術や開腹手術が必要になります。

特に妊娠部位の卵管などが破裂して腹腔内出血が起こっている場合は命にかかわりますので、緊急手術が必要です。

流産との鑑別が必要になり、慎重にhCG値の経過や所見を追うことが必要な場合もあります。異所性妊娠が少しでも疑われる場合は、手術が可能な高次医療機関に転院し安全を期します。

 
生理のお悩み
 

生理とは

性成熟期の女性は月に1回排卵があります。

排卵された卵子が受精して妊娠に至るということがなければ、子宮内膜は剥がれ落ちます。

これが生理です。医学用語では月経といいます。

 

月経異常

婦人科疾患に関わる生理のお悩みの他に、病気ではないけれどもホルモンが変動する影響等で日常生活に不快な症状が出現する場合も、治療対象になることがあります。

 

生理をずらしたい(月経移動)

旅行、スポーツ、試験、結婚式、就職活動、、、、どうしても月経を避けたい時というのがあります。
そんな時はピルを飲むことで月経日を移動させ、調整することが可能です。
月経を1週間ほど遅らせることは、それほど難しくはありません。また、逆に月経を早めることも可能です。
ずらしたい月経の1か月前の月経がきたら、相談しにきてください。

​受診料

4,400円~(税込み)

  • プラノバールという中等用ピルまたはノアルテンというホルモン剤を使います。
    1日1回、一回一錠、24時間おきに服用します。
    海外旅行等で日本と時差がある場合は、日本で服用している時間に合わせて服用してください。

  • 薬に対する反応は個人差があるので、効果は100%ではありません。
    内服し忘れや、内服時間がずれると、ホルモンのバランスを崩して不正出血や月経がきてしまうことがあります。

  • ピルの服用を開始する前に、すでに体で月経の準備や排卵があったりした場合は、まれですが服用中に少量の出血が起こる場合があります。しかし、その時点でピルの服用を中止すると、さらに出血量がふえてしまいますので、なるべく予定の日までに服用を続けてください。少量の出血は、ピルの服用を継続し続けることで改善することがほとんどです。

  • ピルを内服中の方は、お手持ちのピルで調整可能です。
    その場合はお手持ちのピルをお持ちください。

  • 副作用:まれではありますが、血栓症のリスクがあります。
    血栓症とは血管内に血の塊が詰まる病気です。
    ※下肢のむくみ、激しい頭痛、胸の痛み、息切れ、視野障害(見えにくい、視野がかける)などの症状がでた場合は、服用を中止し、すぐ受診してください。
    ※脱水状態+安静状態で、血栓症のリスクは最も高まります。
    飛行機の中で血栓症になることを、エコノミークラス症候群と呼びます。
    飛行機に乗るときは、機内で水分を多めに摂り、足を動かすようにして、エコノミークラス症候群の予防に努めてください。

  • 他の副作用として、吐き気、嘔吐、だるさ、頭痛、乳房痛が出る場合があります。飲み始めの数日間にでることがありますが、内服しづけることで体が薬に慣れて症状は改善するので、心配はいりません。
    吐き気がある場合は、プラノバールと一緒に市販の『酔い止め』を服用すると症状が和らぎますが、当院で吐き気止めを処方(自費)することも可能ですので、ご希望の方はご相談ください。

 
性交渉(セックス)のお悩み

Webでの入力や用紙への記載に抵抗ある方は、来院してから医師に直接お話しください。

クリニックで預かる情報は守秘義務という法律上、外部にもれることはありません。

 

症状がある場合、病気が心配される場合

  • 性交渉のときに痛みがあって、スムーズに性交渉できない

  • 性交渉のたびに出血する

  • 性交渉のときのおりもののにおいをパートナーに指摘された

  • パートナー(彼氏)が変わった

  • 複数のパートナーと性的関係がある

 

性産業(デリヘルや風俗など)に従事している場合

何も症状がなくても、定期的な検査(自費)をおすすめします。

勤務先で義務付けされている場合は、検査や結果の証明書なども発行致します。

その他症状があればお話しください。

 

同意のない性交渉(レイプ)のあったとき

だれに話していいかわからず、混乱していると思います。一人で悩まず相談してください。

現状でいま最大限できることはないのか、一緒に考えていきましょう。

ご本人の未来が少しでも明るい方向に前進できればと切に願いつつ、婦人科医でできることをさせていただければと思います。

 
腹痛・腰痛の症状

腹痛には、婦人科が関係している腹痛と、腸が関係している腹痛があります。

子宮・卵巣の後ろには腸があるので、痛みが広がっている場合にはどちらが原因かご自身ではわかりづらいこともあります。

 

腰痛にも、婦人科が関係している骨盤痛と、整形外科が関係している腰の骨の痛みがあります。

 

考えられる疾患

感染症によるもの

クラミジア、淋菌などの性感染症(STI)

 

婦人科疾患によるもの


内科疾患

腸の病気

 

整形外科の疾患

腰部ヘルニア、骨折など

思春期のお悩み

思春期はエストロゲンが急上昇し、女性としての基礎が出来上がる大切な時期です。月経は、脳の命令系統と卵巣の働きが全てうまく機能することで、正常に営まれています。ホルモンは卵巣と脳と連携しているのです。思春期は心身ともにデリケートな時期であると同時に、性機能がまだ発達段階の状態です。

 

それゆえに思春期の女子は、心身の不調・ゆらぎ、悩みやストレスが、月経異常や月経の不調として現れやすいといわれています。成人女性とは異なったアプローチが必要になることも多いです。

思春期女子の月経トラブルは、初経から3年以内では30~50%の女子が抱えています。年数がたつと徐々におちついてはきますが、月経に伴う様々な不調は、日常生活や学校生活に大きな悪影響を与えます。成績やパフォーマンスの低下は、将来の進路に関わります。また、婦人科の病気が隠れている場合は、将来の不妊症につながることもあります。月経の不調が原因で、大切な青春時代を楽しく有意義にすごせなくなるだけでなく、未来にも影をおとすことは、あってはなりません。

 

一時的な月経の不調は、経過をみていいものもありますが、数か月をこえて長期に続く場合は、早めの受診が必要です。

“そのうち慣れてくるだろう”“がまんするのは仕方ない”と決めつけず、まずは婦人科を受診ください。お悩みの思春期の方は、思いきって保護者の方に“婦人科を受診したいんだけど…”と打ち明けてみてください。保護者の方は、“最近、生理どう?ちゃんときている?つらくない?”と定期的に聞いてあげてください。

 

月経困難症

月経困難症の後発年齢は30~40歳が多いとはいわれていますが、実は若い方は子宮の出口である子宮頚管が比較的狭く、経血を狭い出口から出そうとするために子宮収縮が強くなりやすいです。このため、鎮痛剤や鎮痙剤を使用して機能性月経困難症として経過をみることが必要なことがあります。

それ以外に、子宮内膜症や子宮奇形などの病気が隠れていることあります。

月経周期に伴う頭痛や吐き気なども日常生活に影響を与えているなら治療対象ですので、どうか我慢しないでご相談ください。

 

月経前症候群(PMS)・月経前気分不快生涯(PMDD)

PMSは40歳代以上に多いとされていますが、高校生の約12%がPMSやPMDD (PMSの重症型:月経前不快気分障害)を理由に学校を欠席しているとの報告もあり、思春期のPMSへの対応は非常に大切です。

 

機能性出血(若年性出血)

月経が10日以上、止まらずにだらだらと長い出血が続き、出血の量が多いと貧血になってしまいます。

まずは婦人科の病気が隠れていないか調べます。一時的なホルモン状態が原因の場合は、軽いホルモン剤を使用して出血をとめたり周期を調節したりします。

 

無月経

※妊娠していても生理がこなくなります。

セックスをしたことがあれば妊娠の可能性があります。

​​​必ずご自宅で尿検査で妊娠していないかチェックしてください。

月経が長期間止まってしまうことです。

あまりに長期の無月経は低骨量の原因になり、骨折や将来の骨粗しょう症につながりかねないため、食事指導やホルモン補充が必要なこともあります。また、子宮内膜が体内にとどまり、長期にエストロゲンに暴露されることで、将来的に子宮内膜増殖症や子宮体癌のリスクが高まるおそれもあります。

【修正済み】65:婦人科>無月経.png

体重減少性無月経

思春期の無月経の半分近くの原因です。ダイエットなどでおこります。

 

神経性食欲不振症(摂食障害による無月経)

心理的な面からおこります。このような場合は、心療内科や精神科へ相談します。

女性アスリートにみられる無月経

トップアスリートのみならず、部活動や熱心にスポーツに取り組む女性に見られる身近な問題です。新体操や陸上長距離などの低体重が求められる競技では、ご自身では自覚がないまま摂食障害を発症することもあります。

 

利用可能エネルギー不足(LEA;Low energy Availability)とは、スポーツや生活に使用するエネルギーに対し、食事や間食でとりいれるエネルギーが少ないことです。LEAの状態では、脳が飢餓状態=生命の危機ととらえてしまい、生命の維持に直接必要ではない月経を止めてしまいます。

 

骨粗しょう症の原因にもなることがあり、栄養指導との両輪の診療が必須になってきますので、場合によっては専門外来が必要です。

学校や競技に支障がでないよう、ご自身が持てるベストなパフォーマンスを発揮するために、体の正しいメンテナンスはかかせません。

 

思春期は身体機能のゴールデンエイジでもあり、この期間での健全な成長は、人生での最重要課題です。適切なボディメンテナンスをして競技生活後も、豊かな人生が送れるようにしましょう。

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肥満による無月経

極度の肥満は原因になります。他の内科代謝疾患がかくれていることもあります。

 

PCOSによる無月経

頻度は多いです。体質が変わって将来的には自然に治る場合もありますが、状態が悪化すると妊娠しづらい体質になる可能性もあります。

原因不明の無月経

3-4割近くの原因になります。

原因不明といっても、その多くは思春期特有のストレスや精神的不安定さが影響したものと考えられます。女性特有の性機能は精神状態にとても左右されやすいのです。特に思春期は心身ともに未熟な部分があり、デリケートです。思春期に抱える受験や部活、友人関係、親との葛藤などの悩みは発達にも大きく影響を与えます。

原発性無月経

月経が15歳になっても発来しない場合は、精査して治療介入が必要です。既往歴・家族歴・生活パターン・成長過程を確認し、場合によっては婦人科の検査にくわえて画像診断、内分泌検査や遺伝的検査も行っていきます。専門外来の受診が必要なこともありますし、小児科や内科・外科など、複数の科で長期間にわたり連携したフォローが必要になることもあります。

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思春期のお子さん・保護者の方へ

いま各国で、成績不調・友人関係・学校の欠席などが、月経の不調に直結しているという報告が多くなされています。思春期の月経におけるお悩みを解決することは、一度しかない青春時代を快適に過ごすため、健全な成長のために、非常に大切なことです。

また婦人科疾患の予防や、将来の妊娠(プレコンセプションケア)、一生涯を通しての女性ヘルスケアの観点からも、早めに婦人科のかかりつけ医をもち、相談していくことは女性の人生の選択肢を広げる可能性があります。

思春期に産婦人科に行くことは勇気がいるとは思いますが、少しでも気になっていることがある方は、どうか一度、ご相談ください。

 

保護者の方で、お子さんがなんだか生理中は調子悪そうにしているなと思ったら、ご一緒に相談にきてください。お子さんは、なかなかご両親にも、ご両親だからこそ、ご自分の月経のお悩みを伝えられないことが多いです。どうか親御さんの方で、娘さんの受診を上手に誘導してあげてください。婦人科では、娘さんご本人のみからお話しを伺ったり診察させていただく場面は必ず設けますが、それ以外の場面では、保護者の方が一緒にいてくださるだけで娘さんも心強いと思います。どうぞご一緒に来院ください。

 

カウンセリングや食生活、生活習慣で改善する方もいます。

体質改善を目指す様々な種類の漢方薬や、適切な鎮痛剤・鎮痙剤の種類や使用方法もあります。

将来の婦人科疾患を予防したり、3-4か月に1回の月経で済み、テストや大会などで月経の日程をずらせる低用量ピルも様々な種類のものがあります。

現在は医療・薬品の開発がすすみ、様々な選択肢があり、婦人科ではその中からご本人の体調や希望にあわせた方法を提案していきます。